飯田文化会館で「2回目の成人式」開く

地域の話題

[ 2010年 1月 19日 火曜日 8時18分 ]

 飯田下伊那在住・出身の1969(昭和44)年4月―70(同45)年3月生まれを対象とした「2回目の成人式」(同実行委員会主催)が16日、飯田文化会館で開かれた。約220人が参加し、地域の活性化に向けて旧交を温め合った。

 18人の仲間たちと1年掛かりで準備を進めてきた実行委員長の杉田直子さんはあいさつで「社会を担う40歳がまず元気になり、まちを元気にしようと開いた。責任世代の自覚を確認するとともに同年同士で刺激し合い、つながりを強いものにしたい。地域の将来を語り合い、本当の大人として再スタートするきっかけになれば」と話した。

 牧野光朗市長は祝辞で、式の意義を認めると「人口減少と少子高齢化が著しいが、三遠南信自動車道とリニア中央新幹線で将来の夢がふくらんでいる。どんな地域をつくっていくかを地域全体で考えるにあたり、さまざまな分野で中堅として活躍している皆さんが、将来の夢を一番語れる世代」と期待を語った。

 下伊那町村会の伊藤喜平会長(下條村長)も「人生は区切りとけじめが大事。20歳の成人式では世の中全体を見渡し、どう生きるかという気構えは薄かったはず」「日本経済の低迷を政治家や官僚のせいにしている場合ではない。先の見える国にするために一歩踏み出し、何をすべきかを考える年にしよう」とエールを送った。

 芸能人のヘアーメイクを手掛けるかたわら、テレビ出演もこなす小椋ケンイチさん(41)=飯田市出身=のビデオレター上映に続くアトラクションでは、40歳ゆかりのグループがダンスや歌、和太鼓演奏を披露。力強い動きと音色が感動を与えた。

 閉会前に行われた「引き継ぎ式」では、「元気発信 頑張ろうぜ40歳」と書かれたスタッフTシャツを贈られた1学年下の地元在住者が、来年も開く意向を表明。式典終了後は別会場で「南信州大同窓会」を開いた。

 鼎切石の会社員、矢澤光彦さんは「懐かしい顔とパワーのあるグループから元気をもらい、新しい決意を固められた。20年後には3回目の成人式をしたい」。

 式に出席するために東京から帰省した渡辺雅子さん(飯田市出身)は「私は地元にいないけれど、傍観者にならず、できることを見つけて取り組んでいくことが大事だと思った。一人ひとりがそうした意識を持つことで大きな流れになると思う」と話していた。

  

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