飯田水引協同組合が桜井文七の遠忌法要

地域の話題

[ 2014年 9月 25日 木曜日 9時17分 ]

 飯田水引協同組合(大橋迪夫理事長)は23日、「飯田元結の祖」とされる桜井文七の遠忌法要を、菩提寺である飯田市箕瀬町の長昌寺で営んだ。地場産業である水引の礎を築いた故人の偉業をしのぶとともに、さらなる産業振興を誓った。

 文七は美濃国(岐阜県)恵那郡渋谷村に生まれ、1689(元禄2)年に飯田藩主堀公に招かれ来飯。箕瀬町に居を構え、元結職人としてその製法の改良に力を注いだ。後に上京すると、江戸芝日陰町に出店し販路を拡大。「飯田元結」(文七元結)の名を広めるとともに、高い評価を得た。以後、飯田に戻ると、元結職人として多くの職人を育成。同寺の過去帳によると、1753(宝暦3)年7月4日に箕瀬町で死去したとされる。享年70歳だった。

 元結は元禄時代に隆盛を極めたが、安価で良質な水引が登場してからは徐々に生産量が減少。現在は、力士のまげや日本髪を結い上げる紙ひもなどに使われている。

 この日は組合員約20人が出席。同寺で読経した後に墓参りを行い、出席者一人一人があらためて故人の功績をたたえるとともに、その遺志を受け継ぎ、水引産業の発展に尽力する決意を新たにした。

 大橋理事長は「大先輩のおかげで今現在も、地域に水引産業が存続できている」と感謝を伝えたといい、「消費増税の影響が想像以上に強くあり厳しい状況もあるが、組合員一同知恵を出し合い、消費者の購買意欲を刺激する商品開発や、新しい取り組みを展開していきたい」と力を込めた。

  

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