飯田西中と地域が連携し防災訓練、避難所運営など体験

地域の話題

[ 2015年 9月 2日 水曜日 12時23分 ]

西中防災訓練 飯田市飯田西中学校(市瀬徹校長)と羽場地区自主防災会(佐々木祥二会長)は31日、合同で防災訓練を実施した。学校と地域が連携しての防災訓練は市内初の試み。中学校周辺が土砂災害警戒区域に指定されていることを背景に、災害からの避難方法や、避難所の設置・運営のあり方などについて学んだ。また1年生88人は自主防災会指導の下、避難所の開設・運営の流れを体験した。

 

 土砂災害発生時の避難方法については、自らが主体的に判断・決断する能力の向上を目指し「クロスロード」という手法を用いて学習。同市危機管理室の後藤武志防災係長が進行役を務め、災害時、避難が遅れた人を助けにいくかどうか、相手が他人、知人、家族などのケースごと生徒の判断を聞いた。

 

 後藤さんは「自らの命を省みず人の命を助けようとする行動は、社会的にはほめたたえられるかもしれないが、正しい選択として世に促すべきではない。何より大事なのは悲しむ人を増やさないこと。そのためには、早く避難できる準備、仕組みをきちんと作っておくことが必要」と訴えた。

 

 1年生が参加した避難所の開設・運営訓練は、運営、機材の設置、避難者と、3つのグループに分かれて実施した。

 

 運営グループは、避難施設として適しているか、周辺や建物の状態を確認した上で同校武道館に避難所を開設。受付を設け避難者の住所や氏名を確認したり、地区ごとに集まるスペースを設けたりした。また、機材設置グループは、近くの防災倉庫から照明や扇風機、簡易トイレ、パーテーションなどを運び出し組み立てた。扇風機を組み立てた男子生徒(12)は「訓練ということであせらずできたが、本当の災害時にはもっとあせってしまうと思う。こういう機会に緊張感を持って取り組むことが大切」と話していた。

 

 佐々木会長は、避難所の限られた食料や資機材について触れ、日頃からの蓄えなど準備の重要性を説くとともに「ぜひ家でも防災について家族と一緒に考えて」と呼び掛けた。

 

  

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