香港自転車愛好家らが観光ツアー

地域の話題

[ 2013年 4月 22日 月曜日 0時20分 ]

 香港の自転車愛好家たちに春の伊那谷や木曽路をサイクリングで楽しんでもらう観光ツアーが21日、飯田市を出発点に始まった。圏域の自治体などが連携して受け入れに協力。一行34人は24日までの4日間、大鹿村の中央構造線地帯や飯田市の大平宿、伊那市の高遠城址の桜、南木曽町の妻籠宿などの観光名所を巡り、自然や味覚、地域住民との交流も楽しむ。

 香港の旅行会社が「自然や原風景の美しさ」に着目して企画し、南信州広域連合や上伊那、木曽の各観光協会などでつくる「伊那路・木曽路広域観光連携会議」が海外誘客(インバウンド)事業として協力。飯田、駒ケ根、伊那、木曽を回る1日約60~70キロ、計262キロのコースを提案した。使用したクロスバイクは飯田市などが貸し出した。

 前日に飯田市に到着した一行は翌21日の朝、雨や寒さにも負けず、大宮通りから元気良くサイクリングに出発。松川町や大鹿村の大西公園などを経て、同村と伊那市長谷境にあるゼロ磁場地点の「分杭峠」を目指した。夜は伊那市高遠の城址公園で夜桜を見学するという。

 来日3回目で長野県は初めてという参加者は出発時の降雨にも「全然問題ない」とにっこり。「美しい場所ばかりと聞いているので、とても楽しみ」と話していた。

 20日夜の歓迎式で牧野光朗市長は「桜は見頃が過ぎた箇所が多いが、ハナモモなどの花々が美しい季節。よく来てくれました」と歓待。来月に市内で開く自転車レース「ツアー・オブ・ジャパン」もPRし「今後もぜひ訪れて」と呼び掛けた。

 一行は22日は伊那市一帯から駒ケ根市の光前寺へ向かい、23日は南下して再び飯田下伊那へ。喬木村でのイチゴ狩りや飯田市内の天龍峡観光などを見込む。24日は同市上飯田の猿庫の泉から大平宿を越え、妻籠宿などがある南木曽町のゴールを目指す。

 秋の紅葉時にも同様のツアーが予定されており、飯田市観光課の課長は「新たな海外客を呼び込むチャンス。今後も受け入れ態勢のノウハウを積み重ねながら、圏域の振興につなげていきたい」と話した。

  

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