高校生と旭松食品がスイーツ試食会

地域の話題

[ 2018年 7月 20日 金曜日 15時54分 ]

高野豆腐入りスイーツを味わう高校生(飯田市内で)

 飯田下伊那への就職や人材確保などの可能性を広げ、魅力的な会社づくりにも生かしてもらおうと、飯田市が本年度に始めた「高校生と地元企業とをつなぐ」事業で、協力企業の旭松食品(本店・飯田市駄科)が14日、最初の交流イベントとなる「スイーツ試食会」を市内で開いた。参加した生徒や社員らは気楽な懇談を通じて、料理教室の講師派遣や会社訪問の約束を交わすなど、さっそく次なる展開へつなげた。

 同事業は協力企業16社それぞれが高校生との交流プログラムを練り、参加生徒とのつながりを構築していく試み。自社の特色を生かした協働テーマを設定したり、会社の空きスペースを自習用に開放したりを見込む。参加生徒らの意向も重視していく。

 旭松食品は女性社員8人でつくる「女子プロジェクト」(長谷部弓子代表)を中心に、自社製品の高野豆腐を使ったスイーツのカフェを高校生と運営する交流プログラムを構想。今回、高野豆腐入りのヨーグルト蒸しケーキやガトーショコラを味わってもらう試食会を同市川路のフリースペースで企画した。

 「スイーツ作りや甘いものが好きな人、ただ食べに来るだけも大歓迎」と募ったところ、飯田女子高校調理クラブの2年生6人など市内5校から計13人が参加。スイーツを味わいながら「初めて食べたけれど、おいしい」「カロリーも抑えられていい」などと話したり、写真を撮ってSNSで発信したりした。

 女子プロジェクトのメンバーらは気楽な会話を通じて、今後の交流に向けた希望などを把握し、調理クラブの講師として料理教室を開く方針も内諾。長谷部さんは「カフェの運営には、調理だけでなく、接客やPR役なども必要で、高校生たちの思いや興味も踏まえて内容を深めていければ」と話した。

 課題研究で「粉豆腐の利用方法」に取り組む下伊那農業高校3年の女子生徒(17)は改めて専門的な話を聞けることになり「ちょうどのタイミング。参加して良かった」と笑顔を見せていた。

 同社人事総務課の松尾優専任課長は「つなぐ」事業について「まずは地元の企業や取り組みを知ってもらい、将来的なUターンや地元就職を意識してもらう一助になれば」と期待していた。

  

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