干し柿「市田柿」発祥の里として知られる高森町の熊谷元尋町長とJAみなみ信州は11日、東京都内の市場を訪れ、市田柿をPRした。いずれも上々の反応。市田柿のトップセールスは初で、熊谷町長は「知名度がアップするよう今後も取り組みたい」とした。
市田柿の出荷ピークを前に、同JAの呼び掛けでトップセールスを試みた。
熊谷町長、同JAの岡島巖常務、各職員ら10人が参加。柿と自然をモチーフにした町キャラクター「柿丸くん」と、同JAの職員から選ばれた「パーシモンレディ」2人も同行した。
大田、築地、淀橋の3市場などを訪れ、干し柿の魅力をアピール。「贈答品としても人気が高い」などと売り込んだ。ことし作った干し柿を試食した市場関係者は「おいしい」「全国に広がりそうだ」などの反応。柿の乾燥に適した風土を紹介したり、柿丸クッズを配るなど高森のPRにも力を入れた。
熊谷町長は「今後はデパートなどにも売り込みたい」といい、同JAの沢柳実也支所長は「若い世代にも浸透するようPRしていければ」と話した。