高森南小 「奇跡の桜」が花開く 

地域の話題

[ 2012年 4月 14日 土曜日 13時23分 ]

 昨年8月の台風で横倒しになった高森町高森南小学校のソメイヨシノが12日開花し、児童を楽しませている。

 校庭にはソメイヨシノ55本が植わる。昭和のはじめに小学校の統合を記念して植えられたもので、樹齢80年を超える大木も多い。

 このうち東門近くの1本が昨年の台風で倒れた。高さ10メートル、幹回りは最大2・6メートル。ただ、木の根は跳ね上がらず、どうにか地中でつながっており、同校は樹木医に相談するなどして対応。夏場は木が弱らないよう陽射しを遮ったり、根元に土をかぶせたりした。

 その後、生き延びた姿を見た前校長が「奇跡の桜」と名付け、子どもたちは花を付ける日を待ちわびていたという。

 気温が上がった12日に同校職員が開花を確認。翌日には3分咲きになり、休み時間になると開花を喜ぶ児童の姿があった。北原千枝子教頭は「生命力を感じさせる1本。倒れても頑張っている姿から、子どもたちもエネルギーをもらえると思う」と話した。

 ほかの桜よりも開花が早く、同校は地熱によって早まったのではとみている。

 同校のソメイヨシノは町の登録文化財に指定され、「日本一の学校桜」として住民に親しまれる。

 桜の季節には住民だけでなく、県内外から花見客や写真愛好家が訪れてにぎわう。

 13日現在数本で花が開き始め、同校によると見ごろは来週になりそうだ。

  

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