高森町下市田でリニア学習会

地域の話題

[ 2013年 4月 5日 金曜日 9時04分 ]

 高森町下市田の公共下水道終末処理場周辺の地権者でつくる「黒沢下の会」(佐藤光吉会長)は3日、リニア中央新幹線をテーマにした学習会を地区会館で開いた。同処理場周辺は、リニア整備計画で県内中間駅位置(直径5キロ)案に入る。講師を迎え、開業に伴う変化などを聞いた。

 信州不動産鑑定(飯田市高羽町)の寺沢秀文代表が「リニア中央新幹線と地域づくり」と題し講演した。

 リニア構想やルートが決まるまでの経緯を紹介。不動産取り引きへの影響も示した。「地価は地域力のバロメーター」ともいい、東北新幹線や長野新幹線の駅を例に、高速交通網や地価の推移、地域力の関係について写真や地価変動率を交えて説明した。

 飯田下伊那の地価推移の現状にも触れ「リニア関連では目立った動きはないが、駅の位置が発表されると動きが見られるかもしれない」とみた。

 リニア開業を見据え、ストロー現象など予想されるマイナス面を指摘し「リニアが来れば地域が発展するような楽観視はできない」と主張。リニアは地域発展の道具に過ぎず、駅を降りたいと思えるまちづくりが今から求められるなどと持論を展開した。

 伊那谷は宝の山といい、これをいかに残し生かし、さらに発信していくが重要になるとした上で「地域の魅力を再発見し、地域イメージを高める戦略が、来訪客の増加につながる」とした。

 また、リニアによって変わるという覚悟が求められ、何を守り、何を生かすかといった選択の時期に来ているとみた。リニアを生かせるか、生かせないかは地域の英知次第とも。「リニアを迎える地域の力や住民の英知が試されようとしている」と加えた。

 学習会には住民ら約40人が参加、真剣な表情で耳を傾けていた。

  

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