夏休み中の小学生を対象に、さまざまな体験活動を提供する飯田市鼎地区の「どっきどきスクール」がことしも開かれ、最終日の1日には同市丸山町のかざこし子どもの森公園でピザづくりを行った。高校生ボランティアも運営に協力し、子どもたちとの絆を深めた。
公民館とかなえ子育てネットワークすくすくの樹が主催し、7月末から開講。ことしも鼎小学校の児童約35人が参加し、川での自然遊びや調理などさまざまな体験講座を開いた。
同ネットワークの会員や保護者らに加え、飯田OIDE長姫高校、飯田女子高校の15人がボランティアで運営を手伝った。
最終日はピザの粉をこねて生地をつくることからスタートした。保護者や高校生が子どもたちを見守り、一緒に調理。丸く伸ばした後、ウインナーやピーマンなどの具材をのせ、チーズやチリソースをかけて焼き釜に入れた。
高校生はやさしく子どもたちの手をとったり、わかりやすく調理の仕方を教えたり。一生懸命さが伝わり、子どもたちから大人気となった。
課題研究で鼎地区の地域づくりについて考えているOIDE長姫のグループでチームリーダを務めている女子生徒は「子どもたちが声をかけてくれたり、遊びに誘ってくれて嬉しかった。今回はお手伝いという形だったけど、自分たちでできることも探して活動していきたい」と話していた。
同スクールは、夏休み中の子どもの居場所づくりを目指して、毎年開かれている。ことしはピザづくりのほか、川遊びやプレパークなどを体験した。