龍江でソーラーパネルの設置始まる

地域の話題

[ 2017年 3月 10日 金曜日 15時07分 ]

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 太陽光発電パネルの下で農作物を栽培する「ソーラーシェアリング」の実験に向け、飯田市龍江の農地でソーラーパネルの設置が始まった。飯田下伊那の有志でつくるNPO法人「信州自然エネルギー研究会」(林宗吉代表)と、ソーラーシェアリングの普及を目指す東京の企業「市民ソーラー」(澤光春社長)が行う。

 ソーラーシェアリングは、必要以上の太陽光は食物の生育にマイナスの影響をおよぼすことに着目し、営農地と余分な太陽エネルギーを有効に使う取り組み。

 以前は農地へのパネル設置が認められていなかったが、2013年3月から農業の継続を前提に許され、発電開始から20年価格に変動がない発電事業の収益で農家経営の安定を―と、各地で設置が始まっている。

 市民ソーラー社はパネルのオーナー方式を採用しており、ソーラーシェアリングは1月から千葉県の匝瑳(そうさ)市でスタート。山梨県北杜市でも計画している。

 龍江では林さんが所有する930平方メートル余の農地に84枚のパネルを設置し、5月から送電を始める予定。密度を少しずつ変えて設置するパネルの下では、サトイモやブルーベリーなどを栽培し、生育データをとる計画で、パネル設置にあたり助成金を申請した。

 匝瑳市には細長い特殊なパネルを設置したが、龍江は一般的なパネルを使った低コストのモデルケースとし、結果がよければ同じ方式による普及を目指すという。

 林さんは「将来的には原発を減らし、農業自給率を上げる一石二鳥の手法になるはず。損得でなく取り組み、小規模ながら地域のパイオニア的な存在になれたら」と話している。

  

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