11月に天龍峡十勝130周年記念イベント

地域の話題

[ 2013年 10月 23日 水曜日 15時09分 ]

 天龍峡再生道路の全線開通と天龍峡十勝磨崖130周年を祝い、天龍峡観光開発整備推進協議会(会長・西尾久仁男天龍峡温泉観光協会長)は、11月1日から4日にかけて、記念イベントを開催する。十勝磨崖(まがい)を題材にした講談会や命名者の日下部鳴鶴の書道展、天龍峡の焼き物展、菊の展示などの催しが繰り広げられる。

 天龍峡十勝は明治15(1882)年に書聖と仰がれた書道家の日下部鳴鶴が天龍峡を訪れた際、川路村の文人、関島松泉の求めに応じて10の岩峰を選んで命名したもの。翌年、地元の石工によって日下部鳴鶴の書が峡谷の奇岩に刻まれ完成した。

 イベントは、天龍峡大橋の完成を数年後に控え、名勝天龍峡に関わる歴史と文化を振り返る機会、また紅葉シーズンを彩ろうと企画。ムトス飯田の支援を受けて行う。

 講談では飯田ふるさと講談を牽引した川路出身の牧内雪彦さんが「天龍峡十勝文字磨崖 日下部鳴鶴ものがたり」と題した新作を著し、永世アマチュア名人の神門久子さんが口演する。3日正午から龍江文化祭会場で、同午後2時から川路公民館で開く。

 書道展は天龍峡百年再生館の2階を会場に開催。地元に残る日下部鳴鶴の書をはじめ、小学生が十勝を書いた作品も展示する予定だ。焼き物展は天龍峡内18店舗が秘蔵の天龍峡焼きを公開。篆刻を施した陶器として隆盛した天龍峡焼きを振り返る。

 秋の彩展と題し、JR天竜峡駅から姑射橋までドーム菊で装飾を行う他、駅前の旧・中村陶苑を会場に菊花展と盆栽展を行う。菊花展は来年以降も紅葉シーズンを彩るイベントとして定着させていく方針だ。

 西尾会長は21日開いた記者会見で「天龍峡再生を地域とともに盛り上げていきたい。天龍峡を訪れた人々にいろいろな面で楽しんでもらい、歴史にも学んでもらえれば」と話していた。

 オープニングセレモニーは2日午前11時から天龍峡百年再生館で開く。また、天龍ライン下りでは2―4日まで「十勝めぐり」を運航する。出航はいずれも午前11時40分。

  

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