2017年大河ドラマが高森町で話題に

地域の話題

[ 2015年 8月 29日 土曜日 9時49分 ]

 2017年のNHK大河ドラマが、戦国時代に男性の名で城主となった女性・井伊直虎(次郎法師)の生涯を描く「おんな城主 直虎」に決まり、次郎法師のいいなずけだった井伊直親(幼名・亀之丞)が20歳までの12年間過ごした高森町でも話題となっている。

 直虎は幕末の大老・井伊直弼の先祖で、徳川家康を支えた重臣・井伊直政(幼名・虎松)の養母。若くして出家し「次郎法師」と名乗ったが、井伊家の当主が戦のたびに殺され、1人残った姫が「直虎」との男性名で城主となった。

 町歴史民俗資料館「時の駅」によると、南北朝時代から遠江国・井伊谷(いいのや)を治めていた井伊氏は、戦国時代になると存亡の危機に直面した。次郎法師の父、直盛には男の子はなく、叔父の息子・亀之丞を養子として迎えようと考えた。次郎法師は2歳の頃、7つ上の亀之丞のいいなずけとなった。

 亀之丞はいずれ、次郎法師を妻として直盛の跡目を継ぐはずだったが、内紛で次々に殺され、さらに当時9歳だった亀之丞の命も狙われると、法縁を頼って松源寺(高森町下市田)に逃れた。

 同館に保管されている資料によると、家臣が叺(かます)に入った亀之丞を背負い、松源寺に移した。

 亀之丞は20歳まで同寺で暮らし、井伊谷に帰還。その後直親と名乗り、井伊家親族・奥山親朝の娘・ひよと結婚。直盛の養子となった。桶狭間の戦い(永禄3年)で直盛が戦死したのを受け、井伊家の家督を継ぎ23代目となったものの27歳の時に謀殺された。

 井伊家の当主が相次いで亡くなり、後を継ぐべき亀之丞の子・直政(虎松)がまだ4歳だったため、次郎法師が虎松の後見人となり、また「直虎」を名乗り、女性領主となってその後の井伊家を守ったとされる。次郎法師は生涯独り身だった。

 大河ドラマの舞台は遠江(静岡県西部)の井伊家。城主となった姫が男性名で還俗し、群雄割拠する戦国の乱世に立ち向かう姿を描くという。

 松上清志館長は「直虎と高森町とのつながりを知らない人は多く、大河ドラマをきっかけに広まれば」と期待を寄せた。

  

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