就園前の幼児を対象にした飯田市鼎公民館の2歳、3歳児学級合同のミニ運動会がこのほど、中平の市鼎体育館であった。47組100人の親子が参加し、玉入れやパン食い競争など多彩な遊びを通じて交流を深めた。
就園前の児童同士の交流を深めるとともに、母親たちが相互の関係を築くことで子育ての悩みを解消してもらおうと伝統的に開講している教室。秋の一大イベントとなる運動会は3歳児の「つくし学級」と2歳児の「たんぽぽ」が合同で開いている。
体育館に集まり、アンパンマン体操をして開幕。手作りのボンボンを振って元気良く体を動かした。
親子でおんぶや手をつないで走ったり、歩いたりしてゴールを目指す競技に続き、紅白に分かれて玉入れをした。散らばった玉を拾い集めて、大人が持って動き回る箱に入れる競技で、間違えて相手側の箱に入れてしまう幼児の姿も見られた。
わらべ歌遊びやパン食い競争など、多彩な遊びに子どもたちはおおはしゃぎだった。
長男(2)と参加した同地区の女性(29)は「入園前の子どもたちにいろんなお友だちができたり、保護者同士のつながりも深まり、いい機会になっている」と話した。
鼎公民館ではつくし、たんぽぽの他、1歳児を対象にした「いちご」「りんご」の乳幼児学級を開いている。