2021年用「年賀はがき」の搬入が8日、飯田市鈴加町の飯田郵便局(松島幸吉局長)で始まった。2種類の約159万枚が入ったダンボール計398箱が到着。局員らが飯田下伊那管内の54局分に仕分け、各局に届けた。一般販売は29日、投函受け付けは12月15日から。
全6種のうち残りの4種も順次搬入される。年賀はがきの価格は基本の無地などが63円。
種類は、インクジェット紙の無地やキャラクターデザイン、絵入りの寄付金付きなどがあり、近年はインクジェット紙の無地が主流になっているという。
21年用のキャラクターデザインには5年ぶりにクマのプーさんが登場。お年玉賞品の切手シートを従来の「のり式」から使いやすいシール式に変更する。
日本郵便によると、全国の21年用の販売予定数は約19億4000万枚で、20年用の約23億5000万枚から17%減。同局の平田毅之(たけし)総務部長(53)はSNSの普及による若者の年賀はがき離れを一因として上げ「新型コロナの影響で移動に制限がかけられている今だからこそ、はがきの良さを見直してほしい」と話している。
◎写真説明:年賀はがきを搬入する局員ら