4社改善研究会が報告会開く

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[ 2013年 3月 21日 木曜日 9時26分 ]

 飯田商工会議所が事務局を務め、多摩川精機、シチズン平和時計、オムロン飯田、三菱電機中津川製作所飯田工場の4社で進める改善研究会は18日、同市上郷別府の南信州・飯田産業センターで2012年度報告会を開いた。各社が1年間にわたり努めてきた改善点や活動の経緯を発表形式で振り返るとともに、25年度の活動方針や目指すべき姿を確認した。

 1996年に、多摩川精機の萩本範文社長の呼び掛けにより発足した同研究会。各社の改善活動活性化に寄与することを目的に、持ち回りで定める改善職場で実際に活動に励み、勉強会や現場実習を通じて生産性向上や生産技術力の研さんを目指して研究活動を進めている。

 報告会には約130人が参加。13年度の活動方針では、目指すべき姿として、改善マンの育成を強化のポイントとして位置付け。現状把握能力やムダ発見能力、展開実施能力、プレゼン能力などを高めることで、各社の改善活動活性化に寄与するとし、改善勉強会、現場実習、改善現場見学会などに取り組むとした。

 このほか、事例発表では、シチズン平和時計が「ICトレー洗浄工程効率化」、三菱電機飯田工場が「小型ダクト換気扇工程内不良ゼロ化」、オムロン飯田が「集中改善による生産性向上活動」、多摩川精機が「プレス工程の仕掛かり削減と段取り改善」をテーマにそれぞれ12年度の取り組みと成果を報告。このうち、改善研究会の実習事例となったシチズン平和時計の報告では、同研究会による指摘を改善した結果、ICトレーの洗浄作業時間が30%以上短縮されたといい、「研究会により作業改善の基本を学ぶと同時に、職場の改善を行うことができた。学んだ改善手法を参考に、現場の一人一人がスキルのボトムアップにつなげ、今後の活動に生かしたい」と総括した。

 会の冒頭あいさつに立った同商工会議所の萩本範文副会頭は、「単にこの改善運動を続けるのではなく、原点に立ち返り今後の運動のあり方を考えてもらいたい。その上で運動を継続し、産業が喪失していく社会の流れを、皆さんの力で止めてほしい」と呼び掛けた。

  

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