JAみなみ信州が大賞~ダリア軸の花き振興を評価~

地域の話題

[ 2013年 1月 28日 月曜日 15時39分 ]

 全国農業協同組合中央会など主催の第42回日本農業賞で、長野県代表のJAみなみ信州(矢澤輝海組合長)が最高賞の大賞に選ばれた。ダリアの生産を柱に、2010年度に目標だった販売金額5億円を達成した花き部門の振興が評価された。同組合では広域合併前の時期も含めて初の快挙。3月に都内で表彰式が行われる。

 日本農業賞は、同会と都道府県農業協同組合中央会、NHKが主催する顕彰。日本農業の確立を目指し、意欲的に経営や技術の改革と発展に取り組み、地域社会の発展に貢献している農業者と営農集団を表彰している。

 JAみなみ信州は集団組織の部の長野県代表に選ばれ、審査を受けていた。

 農畜産物販売の低迷が全国的に広がるなか、花き部門を著しく成長させたことが評価の対象になった。

 同組合は、広大なエリア面積を背景にした多様な地域特性、標高差などを生かし、100種類以上の品目がそろう「少量多品目栽培」を強みとしており、加えて、2005年からはダリアの栽培に着手して全国一の産地となるまでに振興させた。

 他産地に先駆け、ダリアのハウス栽培を導入したことが奏功。冬の多照や、比較的冷涼な夏場の気候を生かして全国で初めて通年出荷ができる体制を整えると、手掛けた黒蝶やネッショウなどの品種が市場の人気商品となる好機にも恵まれた。

 1997年の広域合併当初に3億6000万円だった販売金額は、2011年に5億4000万円まで拡大。うち約1億6000万円をダリアが占めているほか、近年はホオズキも成長している。

 生産振興の軸となっているのが生産者567人でつくる花き部会(清水芳実部会長)。現在は「販売額8億円の達成」を新たな目標に掲げ、適地適作や施設化の推進、優良花き種苗の確保などに取り組んでいる。

 受賞の一報を受け、矢澤組合長は「部会を中心に中山間地の特徴を活かした生産振興が評価され、大変うれしい。組合員の皆さんが熱意を結集してくれたことの結果だと受け止めている。農業を取り巻く情勢は厳しいが、励みにしてさらなる生産振興に努めたい」と話していた。

  

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