JA花き部会が総理大臣賞受賞報告会

地域の話題

[ 2013年 12月 28日 土曜日 9時08分 ]

 農林水産省の第52回農林水産祭・園芸の部で内閣総理大臣賞を受賞したJAみなみ信州の花き部会(清水芳美部会長・567人)が27日、飯田市北方の同JA本所で受賞報告会を開いた。中山間地の特性を生かした少量多品目栽培の推進と、ダリアの生産を軸にした産地振興などが評価された。清水部会長は「励みにしたい」と決意を新たにした。

 過去1年間の農林水産大臣賞492点の中から選考され、11月23日に東京都内で表彰された。

 報告会で清水部会長は「厳しい中山間地の中で、高齢者たちが農地を荒らさず、働き続けたいという思いで取り組んできたことが評価され、うれしい」と喜びを表現。目標に掲げる8億円の販売金額達成を挙げて「長い道のりだが、賞を励みに頑張りたい」と思いを語った。

 矢澤輝海組合長は「中山間地にあって、農業を支える部会の皆さんの取り組みが評価されたことは快挙」と謝辞。「JAもできる限りの支援をし、TPPにのみ込まれない生産者、農協の姿勢を見出したい」と決意を語った。

 同部会は生産者567人で構成し、共同で技術研究を進めている。うち、半数以上が65歳以上の高齢者で、標高400―1500メートルの標高差を生かし、100種類以上の品目がそろう「少量多品目栽培」を強みとしている。

 他産地に先駆けて2005年からはダリア栽培を展開。ハウス栽培を導入し、冬の多照や冷涼な夏場の気候を生かして全国で初めて通年出荷ができる体制を整え、全国一の産地形成に成功した。

 1997年の広域合併当初に3億6000万円だった販売金額は、2011年に5億円を突破。現在はダリアで2億円、ホオズキで5000万円を売り上げているほか、ブルースター、ナンテンなど多彩な品目を適地適作し、「販売額8億円の達成」を新たな目標に掲げている。

 同祭ではこうした取り組みに加え、高齢者の生きがいづくり、生産意欲の向上、遊休農地の減少、若手後継者育成への期待などにつながっている点も評価された。

 同部会は1月の第42回日本農業賞でも、集団組織の部で最高賞の大賞に選ばれている。

 同JAは両受賞を祝う懸垂幕を作成し、本所と鼎東鼎の営農部に設置した。

  

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