JR飯田線開通80周年

地域の話題

[ 2017年 8月 21日 月曜日 15時59分 ]

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 JR飯田線が20日、全線開通から80周年の節目を迎えた。飯田下伊那地域でも19日からの2日間、JR東海による記念列車運行など多彩な行事があり、飯田駅には市民ら多数が足を運んだ。

 

 同駅では両日午後3時半ごろから、特別なヘッドマークを付けた伊那市駅発「アルプス号」と豊橋駅発「秘境駅号」の記念列車を出迎える行事を繰り広げ、乗客延べ約600人余を迎えた。

 

 アルプス号と秘境駅号はほぼ同時に到着。19日はホームで市内の和太鼓グループ「風鼓獅」が太鼓を打ち鳴らし、社員らが横断幕を掲げて迎えた。

 

 太鼓をたたいた飯田女子高校1年の原奈幹さん(15)も、通学で飯田線を利用している。「いつものホームで太鼓をたたくのは不思議。これからもたくさんの人に飯田線を使ってもらえたら」と語った。

 

 改札を出ると、クラリネット演奏や地酒「喜久水」の振る舞い酒があり、利用客らを喜ばせた。

 

 20日は、飯田駅前で記念イベントも開いた。県PRキャラクターのアルクマも登場して祝福。式典で同社の森厚人東海鉄道事業本部長は謝意を伝えるとともに、「地域の皆さんと一緒に80周年を盛り上げ、南信州を活性化させられたら」と述べた。

 

 この日はホームにドクター東海と呼ばれる気動車も停車しており、記念列車との競演が撮り鉄と呼ばれるアマチュアカメラマンたちを興奮させた。

 

 飯田駅や天竜峡駅では、人気の高い秘境駅7駅の入場券と路線図の台紙をセットにした記念切符を販売。長蛇の列ができ、即日1600部を完売した。

 

 3時間ほど前から並んでいた江戸町の女性(68)は「孫のために並んだ。飯田線の魅力はやっぱり鈍行。列車からしか見られない風景を楽しめる」と話した。

 

 飯田駅の他、松川町の伊那大島駅や天龍村の平岡駅でももてなし行事があった。

 

 JR飯田線は豊橋市の豊橋駅と辰野町の辰野駅を結ぶ全長195・7キロのローカル鉄道。豊川、鳳来寺、三信、伊那電気の旧私鉄4本を結ぶ形で1937(昭和12)年の8月20日に全線開通した。

 

 畑中徹飯田駅長(55)は「風光明媚な自然の中を走る飯田線にさらに多くの人に乗ってもらい、地域の発展につながるよう努めたい」と話していた。

  

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