「人に寄り添う医療を」 阿南病院全面竣工と落成祝う

子育て・医療・福祉

[ 2014年 3月 20日 木曜日 16時30分 ]

 県立阿南病院(田中雅人院長)の耐震化改築工事の全面竣工落成式は18日、同所で開いた。昨年5月にオープンした新本館棟に加え、既存2棟の改修が終了し連絡通路も完成。4月にオープンする東館は「地域医療総合支援センター」として生まれ変わり、健康管理センターや認知症なんでも相談室、へき地医療研修センターを設置。南部地域の健康管理、在宅支援を図っていく。

 式典で運営主体の県立病院機構、久保惠嗣理事長は「日本一の長寿県の中でも、最も高齢化が進んだ地域。当院の役割はますます重要になっている」と強調。田中院長は、3年間にわたる改築工事で地域の人々の協力に感謝するとともに、新たに生まれ変わった阿南病院について紹介。「人々の暮らしと健康を支え、一人一人に寄り添う医療を提供したい」と語った。

 玄関でのテープカットに引き続き、地域の人々が正面玄関から初入場。東館では、阿南高校美術部による壁画をバックに地元の菓子工房「ぱてぃすり草かんむり」によるカフェや菓子を楽しみながら、地域医療総合支援センターの役割について説明を受けた。

 最後に記念講演として、飯田病院精神科部長の南風原泰さんが「認知症とその対応について」と題して講演。同院では「認知症なんでも相談室」の開設に向けて、飯田病院認知症支援センターとの連携も踏まえ準備を進めている。講演を通じて、認知症の人と家族や地域での支え合いについて考えた。

 昨年完成した新本館棟は大地震に耐えられる免震構造で、屋上にヘリポートを設置。改修とともに電子カルテを導入、巡回診療や訪問診療でも活用される。今回改修された西館にはリハビリセンターや人工透析室、管理部門などが入る。外構などの一部の工事が残っているが、今月中には終了し、新本館棟の正面玄関が利用できるようになるという。

  

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