「早期発見、良い対応を」 市役所職員向けに認知症学習会

子育て・医療・福祉

[ 2010年 12月 28日 火曜日 15時45分 ]

市職員が認知症研修会 飯田市は、市役所職員を対象にした認知症学習会を開いている。すでに2回開催、1月にも1回開く。毎回80人の参加を見込んでいる。

 

 市保健課によると、3月末現在、市内の65歳以上の高齢者2万9677人のうち、認知症で自立度Ⅱ以上は3087人(10・4%)を数える。特に女性は12・9%で男性の6・9%を倍近く上回っている。また、85歳―89歳では、4人に1人の割合に上る。

 

 講師を務める介護高齢課基幹包括支援センターの認知症連携担当の代田妙子保健師によると、認知症の原因は、βアミロイド(溶けないたんぱく)の蓄積により脳細胞が壊れる「アルツハイマー型」が50~60%を占める。ほぼ2人に1人はこのタイプ。残りは、脳細胞へつながっている酸素と栄養を運ぶ血管が切れたり詰まったりすることで脳細胞が壊れる「脳血管性」が30%、αシヌクレイン(たんぱく質)の蓄積により脳細胞が壊れる「レビー小体型」が20%。いずれも脳細胞が壊れる点で共通している。

 

 同保健師は「認知症の予防はできないので、早く発見して初めから良い対応ができる地域でありたい」と強調。早期発見のめやすとして▽物忘れがひどい▽判断・理解力が衰える▽時間・場所がわからない▽人柄が変わる▽不安感が強い▽意欲がなくなる―といった症状を説明した。

 

 また「認知症介護をしている家族(介護者)の気持ちを理解し、どんな応援をすればいいのかを考えることは、認知症の人を地域で支えるためにも大切」と指摘。第1ステップ(とまどい・否定)から第2ステップ(混乱・怒り・拒絶)第3ステップ(割り切り)第4ステップ(受容)までの変化を説明した。

 

 市保健福祉部の原重一部長は「団塊世代が65歳になると一気に高齢化が進む。介護する人、される人にとっても大変なことになる。特に申告なのが認知症。まずは、職員が適切な接遇、見守りの仕方を学習し、高齢社会と向き合ってほしい。認知症にとどまらず、考える職員になってもらえればありがたい」と述べた。

 

 

 

  

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