阿南高校(牧島晃校長)の3年生17人は24日、下條村陽皐のいきいきらんど下條を訪れ、乳児検診に訪れた親子と交流する「乳児ふれあい体験学習」を行った。
同体験学習は、生徒たちが小さな子どもや母親と触れ合うことで命の素晴らしさや親子の絆を感じてもらおうと、同校3年の「生活教養」の授業の一環として行われている。
これまでの事前学習で子どもの発育や発達、離乳食などについて学んできた生徒たち。この日の体験では乳幼児健診にあわせ、身体測定や栄養士の離乳食指導、保健師からの生活指導、ブックスタートなどに同行参加した。
生徒たちはそれぞれ親子のもとに分かれて交流。子ども好きの生徒が多く「かわいい」「赤ちゃんっていいにおいがする」と喜んだ。身体測定をする時に着替えなどを手伝ったり、母親に出産や育児の様子を聞いたりと積極的に母子に触れていた。
赤ちゃんの着替えを手伝った同校3年の女子生徒は「実際の赤ちゃんはすごくかわいい」と笑顔を見せた。生活教養担当の教諭は「事前に出産のビデオを見ると構えてしまう生徒が多いが、体験実習を経て自分も子どもがほしいと思うようになる。授業では見られない生徒たちの笑顔が見られた」と話していた。