「食機能を考える会」が総会と記念講演会

子育て・医療・福祉

[ 2015年 4月 15日 水曜日 12時57分 ]

 人間の生命を維持するために最も大切な「食機能」に関する多職種連携のネットワーク「食機能を考える会」の第10回総会・記念講演会が11日、飯田市東新町の飯田下伊那歯科医師会館であった。

 食機能を考える会は、人間の生命を維持するために最も大切な食機能の研究、研修を行っている。医療・介護に関わる多くの職種の人たちがネットワークをつくることにより、地域住民の口腔機能の改善を図り、QOL(生活の質)の向上に資することを目的として、10年前に発足した。この取り組みが評価され、4年前には地域医療再生事業に認められ回復期リハビリテーション強化部門を担当した。

 冒頭、同歯科医師会の伊藤隆祥会長は「全くゼロからのスタートだったが、それぞれの専門分野の諸先生方から助言・協力を得ながら、今日まで活動を続けてきた。現在登録会員700人を有する会にまで発展し、多職種の皆さんとの間で顔の見える信頼関係を築き上げることができた。こうした取り組みをこの時代が必要としていたことの表れであり、会員の努力と協力のたまもの」と感謝。

 「今後も地域の皆さんのQOLの向上、健康寿命の延伸に寄与すべく、この会の持つ方向性を見失わないように、活動を続けていきたい」と協力を呼び掛けた。

 同歯科医師会専務理事で食機能を考える会事務局の西島明歯科医師(西島歯科医院)によると、下伊那赤十字病院の看護師石原佳代子さんが県内6人目となる、摂食嚥下障害の専門的な知識と技術を持つ認定看護師に飯田下伊那で初めて合格。同病院に「のみこみの専門外来」が始まっている。

 また、摂食嚥下の特別講演会の講師として飯田へたびたび招いた山形県鶴岡協立リハビリテーション病院リハ科部長だった福村直毅さんが、この4月から飯田市鼎中平の健和会病院リハビリ副センター長として着任。摂食嚥下のリハビリテーションの最先端の医師を飯田に迎えることができたと報告、「10年の取り組みの最大の成果」と強調した。

 記念講演会には90人が参加。VE(嚥下内視鏡)検査の研究者で歯科医師の戸原玄・東京医科歯科大学大学病院歯学綜合研究科准教授から「摂食嚥下障害の評価と訓練の実際」と題して講演を聞いた。

  

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