ドクターヘリ2機目は信大病院へ、飯田市立「救急医不足」響く

子育て・医療・福祉

[ 2011年 1月 26日 水曜日 14時02分 ]

 県ドクターヘリ配備検討委員会(大西雄太郎委員長)は24日、県庁で開き、中南信地区への県内2機目の配備先に信州大学医学部附属病院(松本市)を選んだ。候補の4病院のうち、最終的に信大か飯田市立かに絞られたが「救急医療態勢が充実した信大病院が最適」とした。検討委は25日に阿部守一知事へ選定結果を報告。県は10月の配備を目指しており、来年度当初予算案に半年分の経費として約1億円余を要求している。

 中南信の救命救急センターを設置または設置予定の病院のうち、信大と飯田市立のほか、相澤(松本市)と伊那中央(伊那市)の計4病院が配備を希望していた。

 会議は冒頭を除き非公開。終了後に会見した大西委員長(県医師会長)は、信大病院を選んだ理由として▽県内唯一の高度救命救急センターであり、救急医療スタッフが充実している▽救急医療を担う人材育成が期待される▽木曽や大北地域への初期診療の開始時間が短縮される―などを挙げた。

 飯伊に救急車の搬送に時間を要する山間が多く、ドクターヘリの需要や有用性が高い点を認め、飯田市立を最終候補に残しつつも「落選」としたことには「救急専門医は信大の27人に対し、飯田市立は2人。マンパワーが足りず、運用の安定性、継続性に疑問があった」と説明した。

 検討委は配備先に選定した信大病院に対し、南信地区へ積極的に医師を配置することなどを要望。県へは2機体制が十分に生かされるような有効活動範囲(半径約50キロ、20分以内)の検証や関係機関との調整などを求めた。

 大西委員長は「結論は全会一致」と話したが、南信の病院関係の委員らは会議終了後、堅い表情で足早に会場を後にした。

 委員のうち、飯田市立の神頭定彦救命救急センター長は「委員会としての判断」「当院のスタッフが足りなかったということ」と言葉を選び、今後については「2機の運航や(要望に盛られた)信大からの医師支援などを通じて、飯田下伊那の医療充実につながれば」と話した。

 県のドクターヘリは2005年に佐久総合病院に1機目が配備された。昨年8月に当選した阿部知事は選挙公約で中南信地区への2機目の配備を掲げていた。

 県健康福祉部によると、佐久総合と信大の両病院へドクターヘリが配備されると、有効活動範囲の県内カバー率は面積で65%、人口で83%を占める。しかし、飯田下伊那地域はこの範囲に含まれない。

  

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