メディカルバイオクラスターが討論会

子育て・医療・福祉

[ 2015年 4月 22日 水曜日 9時03分 ]

メディカルバイオクラスター 健康長寿社会を支える地域産業の創造を目指し、飯田下伊那地域の企業や団体、行政機関などでつくる「飯田メディカルバイオクラスター」(会長・萩本範文多摩川精機副会長)は20日、「歯科医療と産業づくり」をテーマにしたパネル討論会を飯田市上郷別府の南信州・飯田産業センターで開いた。歯科に関わる歯科医や大学教授、技工企業の代表らがパネリストとして意見を交わし、会員ら約30人が新たな製品開発や事業展開への糸口を探った。

 

 討論会に先立ち、松本歯科大の八上公利准教授が歯科医療の現状について講演した。歯と健康の相関性、高齢社会の進展に伴う嚥下障害や在宅医療への対応、歯科矯正や口腔インプラント治療の先端技術などを解説。歯科用のCAD/CAM(コンピュータ支援設計・製造ユニット)装置を用いて製作された歯冠装着物が昨年4月から保険適用になったことも伝えた。

 

 討論会で、歯科技工所「コスミック恵歯研」(同市三日市場)の畠中實社長はCAD/CAMによる製品供給の進展を見据えた上で「髪の毛にも違和感を覚えるぐらい、口の中は非常に敏感。(歯科医療に使う)作り物には繊細な技術や調整が求められる」と話した。

 

 口腔ケアを含め、摂食・嚥下機能の維持、回復に力を入れる飯田下伊那歯科医師会の伊藤隆祥会長は「訪問歯科診療用の携帯しやすい道具があればいい」と提案。咬合力やかみ合わせなど口腔機能関連の計測機器の普及のためには価格面もポイントに挙げた。

 

 飯田女子短期大の安富和子教授は子どもの頃から「よくかむ」意識を高めてもらおうと、そしゃく回数や時間を測定できる「かみかみセンサー」を2008年に開発。耳かけ部分の改良を検討中といい、会員らの協力を期待した。楽しみながら、かむ力を高められる機能性食品にも思いを巡らせた。

  

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