上郷に80床の特養整備へ、飯田市第5期計画で補助

子育て・医療・福祉

[ 2013年 3月 15日 金曜日 15時03分 ]

 飯田市は13日の同市議会社会委員会の協議会で、社会福祉法人「綿半野原積善会」(同市)が市の第5期介護保険事業計画(2012―14年度)に基づく新たな特別養護老人ホームを同市上郷別府に整備することを明らかにした。長期入所分は80床で完成は14年度末を予定。市はこのほか、老朽化が進む特養の「飯田荘」(同市東栄町)について、新年度から施設改修の具体化を図る方針も示した。

 同市介護高齢課や同法人によると、新たな特養の予定地は「瀬口脳神経外科病院」の南側で、県とJAの用地計8652平方メートルを取得。新年度に埋蔵文化財を調査した上で造成工事に着手する。上郷・座光寺地区には現在、特養がなく、立地分布のバランス面でも市側の希望と合致した。同法人は17日午後1時半から、地元説明会を上郷公民館で開く。

 長期入所80床のほか、ショートステイ20床も整備。長期入所80床のうち、30床は南信州広域連合の入所判定枠とする。同法人が運営する特養「かざこしの里」(同市三日市場)と同様に、完全個室のユニット型を予定する。

 市は3年スパンの介護保険事業計画の策定にあたり、特養の整備・運営事業者を公募。県の3分の1程度を目安に補助金を交付して支援し、同法人へは来年度から2年間で約1億1900万円を見込む。このほか、広域判定枠への特別補助金も交付する。

 特養は、身体または精神の障害があり、介護保険の介護認定で「要介護」の判定を受けた人が対象。飯田下伊那地域では、特養がない町村もあるため、同広域連合が管内の特養13施設の入所判定を担っており、1月21日現在の特養待機者は計572人に上る。

 高齢化の進展に伴う介護の基盤整備が課題となる中、飯伊の各町村でも小規模特養(定員29人以下)の開設を目指す動きが進められている。

 同課は「飯伊の各自治体で待機者の改善を図る取り組みが始まっているが、さらなる施設整備が求められる。保険料との兼ね合いも踏まえた計画策定が必要」としている。

  

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