下伊那赤十字病院が最新CTを導入

子育て・医療・福祉

[ 2011年 1月 20日 木曜日 9時04分 ]

 松川町元大島の下伊那赤十字病院は本年度、最新のX線断層診断システム(CT)「GE社製16列のマルチスライスCT」を1台導入した。撮影時間を大幅に短縮でき「救急医療に貢献できる」と期待している。

 レントゲン室に配備した。従来のものは、X線を発生させる菅球が体を1回転する間に撮影できる写真は1枚だったが、16枚の撮影が可能に。連続した画像によって病変部の見落としがなくなるとみている。

 また10秒前後息を止めることで全胸腹部を撮影できるようになり「患者の負担を軽減できるようになった」。撮影スピードに加えて画質が向上し、血管や骨などの三次元方向の画像も鮮明になった。

 購入費は約4000万円で、日本損害保険協会寄付金(自動車損害賠償責任保険運用益助成金)を約2700万円活用し、残りを自己負担した。

 機器の老朽化や更新時期にあわせ、本年度は放射線関係の医療機器の能力向上に重点を置き設備投資した。X線断層診断システムのほか、大たい骨や腰ついなども測定できる「X線骨密度測定装置」と、画像精度が格段に上がったという「デジタルX線テレビシステム」も更新。デジタルX線テレビシステムの購入費は約3000万円で、うち3分の1に国の補助金を充てた。

 事業費は総額約7400万円。例年にない積極的な設備投資によって患者の受け入れ態勢を強化した。庶務課の熊谷善三課長は「今回の設備投資によって劣っていた部分をカバーでき、地域医療の貢献にもつながると思う」と話している。

  

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