下伊那赤十字病院 4町村参加し初の運営協議会

子育て・医療・福祉

[ 2013年 7月 4日 木曜日 16時02分 ]

 下伊那赤十字病院(松川町元大島)の運営協議会は2日、初会合を同病院防災会議室で開いた。地域の基幹病院を支えようと松川、飯島、大鹿、中川の4町村の首長らが出席。経営状況や課題を聞き、それぞれの立場で意見や要望をした。

 病院側は網野章由院長のほか内科部長や看護部長ら15人が出席。昨年度の経営状況や本年度の重点事業計画、診療体制などを示した。このうち重点事業は安定経営の推進や地域連携の強化を掲げ、整形外科、婦人科、外科、内科の医師確保対策を継続するとした。

 意見交換では、扱いを休止しているお産に触れ、再開も視野に入れた取り組みを聞いた。産婦人科は2008年度から非常勤医師1人となったのを機にお産の扱いを休止。現在は妊婦健診や、産後の乳児や母親を対象にした1カ月健診を行っている。産婦人科は常勤医師1人、非常勤2人の計3人で対応。昨年1月には小児科医が新たに着任した。

 医師不足を背景に、町独自の奨学金制度に言及したり他地域の取り組みを参考にした。2017年度末に廃止する予定の介護療養型病棟に触れ、廃止に伴う地域への影響を懸念する声も。災害時に備え、病院と災害時相互応援協定を結ぶ提案もあった。

 網野院長は「地域に必要とされる病院として維持できるよう運営していく」と意向。松川町の深津徹町長は「地域の中核病院であり、地域全体で支えていくことが必要」、飯島町の高坂宗昭町長は「維持・発展は町民にとっても重要。できることから支援していきたい」などと語り、病院と地域が連携していくことを確認した。

 運営協議会は年に1度開く予定。病院側は「出された意見や要望を今後の運営に反映させたい」とした。

  

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