下農高生が集団献血に協力

子育て・医療・福祉

[ 2015年 11月 30日 月曜日 8時50分 ]

 飯田市鼎名古熊の下伊那農業高校(遠山善治校長、生徒数471人)で26日、県赤十字血液センター(諏訪市)の移動採血車による集団献血が行われた。県立高校で生徒が献血を行うのは「大変珍しい」(同センター)といい、同校は2002年以来13年ぶり、県立高校としては6年ぶりの復活第1号となった。

 献血は、400ミリリットルが男子は17歳以上、女子は18歳以上、200ミリリットルは男女とも16歳以上ならできる。病院の需要は95%以上が400ミリリットルのため、一般的には400ミリリットルを中心に献血を行っているが、高校生は初めて献血をする人もいるため200ミリリットルも行った。

 同校では、献血ができる年齢の生徒約400人(うち400ミリリットル160人)から希望を取ったところ、希望者が採血車の限界を超える54人いたため、1年生は断って400ミリリットルと200ミリリットルを17人ずつ計34人(うち教員7人は400ミリリットル)に絞り同センターへ申し込んだ。この日はテストの最終日で、3年生はテストが終わって自動車学校へ行ったため、ほとんどが2年生だった。

 県と県教育委員会では、長野県の献血者数が減少傾向にあり、特に10代~30代の献血者が減少しているため、高校生の献血に力を入れている。同校にも協力の要請があったが、献血はあくまで自主的に行うものであるため、同校では保健の授業で献血の意義を教え理解を深めたうえで生徒から希望を取った。

 保健体育担当の小澤健教頭は「献血の意義を理解してもらうのが最大の目的。意識付けができておれば来年もやってくれる。今回断られて残念がっている生徒もいるので、ことしもう1回やりたい」と説明。今回献血した園芸クリエイト科2年の生徒(17)は「せっかくの機会なので、やってみたいと思った。誰かがやらないといけないが、機会が少ない」と語った。

 同センターの事業課係長は「12月から献血者が減るので、この時期にやってもらえるとありがたい。400ミリリットルの需要が多くなっているなかで、ぜひやってもらいたいが、若い人たちが少なくなっている。高校生の時に経験していると社会人になっても継続してやってもらえる」と話していた。

  

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