中部公衆が放射能核種分析を開始

子育て・医療・福祉

[ 2011年 9月 24日 土曜日 13時26分 ]

 飯田市高羽町の中部公衆医学研究所(横山信之理事長)は、飲料水や土壌、農産物などに含まれる放射性濃度を測定できるベクレル分析装置を導入した。セシウムやヨウ素の核種分析ができ、1検体について1万円で分析。飯田下伊那地域の幼・保育園、小中学校の給食にかかわる検査については無料で実施することを決めた。

 導入した使用機器はドイツ製の「Nal(Tl)シンチレーションスペクトルメトリー検出器」で、一般的なサーベイメーターでは測定できない放射性ヨウ素131、放射性セシウム134および137の核種分析を幅広い分野で行える。

 依頼後3日ほどで分析から報告までを完了する納期の短さと、価格は都心部で検査する場合の半額ほどですむため今後の利用率は高まるとみている。依頼主が1キロほどの検体を同研究所に持ち込み、検査を行う。

 同研究所では初めてとなる放射能分析。横山理事長は「これまでの環境分析で培った経験と実績を生かし、一般市民も含め利用してもらえれば。安心できる地産地消につながれば」と話す。また「将来を背負う子どもたちの健康を考え、少しでも地域貢献したい」として、飯伊地域の保育園や幼稚園、小学校、中学校の給食にかかわる原材料検査については無料で分析を実施する。近く市町村に説明する方針だ。

  

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