介護老人保健施設「ゆうゆう」が完成

子育て・医療・福祉

[ 2010年 4月 28日 水曜日 8時24分 ]

 飯田市立病院が上郷黒田で新築移転工事を進めていた介護老人保健施設「ゆうゆう」が完成し、5月21日にしゅん工式を行う。隣接する上郷保健センターに間借りしてきた高松診療所を新施設に併設し、これまで一般床しかなかった入所施設に認知症対応型のユニットケアを新たに導入した。また、医療依存度の高い人を対象にした酸素吸引装置を12人分新たに設置した。従来の建物の解体と外構工事を今年度中に完了し、フルオープンとなる。

 「ゆうゆう」は、1993(平成5)年4月、旧上郷町が高松病院の建物の一部と保健センターの一部を改修し50床の老人保健施設を開設した。同年7月に飯田市と合併。市立高松病院は99(同11)年に名称を飯田市立病院高松分院に変更した。

 高松分院は医師不在による病床削減により赤字が拡大。77(昭和52)に建設した施設の老朽化が進み耐震性にも問題が指摘された。このため、市立病院は「医療資源を集約しながら有効活用する」との方針に基づき、2007(同19)年3月に高松分院を閉鎖。08(同20)年に高松分院を解体し、跡地に「ゆうゆう」の新築移転するため09(同21)年1月に建設着工し、この3月に建物は完成。ベッドや家具などを取り付け5月21日にしゅん工式の運びとなった。

 完成した新「ゆうゆう」は鉄筋コンクリート造り3階建て、延床面積4338平方メートル。本体工事費は13億1212万円で、財源は交付金3000万円、起債6億4100万円、出資金6億4112万円の内訳。1階は通所リハビリテーション、在宅介護支援事業所、地域交流スペースに加え、高松診療所を併設する。通所リハビリテーションは1日最大40人(現在20人)の受入を目指す。

 2階は一般ケアの入所施設で、4人部屋10室と個室12室の計52床。3階はユニットケアの入所施設で、4人部屋8室と個室16室の計48床を備える。入所施設は2階と3階を合わせ100床規模となるが、当面はユニットケア24床と一般ケア26床の計50床でスタートする。職員は54人で従来より4人増やした。

 「ゆうゆう」の星野寿美子事務長は「上郷地区に根ざしてきた施設であるので、それを生かしながら介護が必要な方のお手伝いをしたい。キャッチフレーズの『寄り添う介護』の気持ちを大切にしたい。今までなかったユニットケアは特に期待しており、市立病院を退院した後の中間施設として活用してほしい。一般ケアは高松病院時代からのリハビリのノウハウを生かし在宅復帰の支援をしていきたい」とコメントした。

  

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