伊賀良で「チャレンジ防災48」開く

子育て・医療・福祉

[ 2012年 1月 24日 火曜日 9時00分 ]

 伊賀良消防署と飯田市消防団第10分団(伊賀良)による「チャレンジ防災48」が21日、同市下殿岡の同署で開かれた。消防署員を講師に、消防団の分団幹部らが大災害を想定した減災や救助の方法、災害医療などを実践を交えて学習した。

 大規模な災害時は、消防や警察など行政による「公助」だけでなく、各自による「自助」や地域での「共助」が重要になる。昨年の東日本大震災を受け、地域の消防団への期待が高まる一方で、消防団員に災害対応の専門的な知識や経験がなかった。このため、技能を学びたい同分団と、地域の防災力向上を図りたい同署の協力で今回の訓練が計画された。

 総務省のテキスト「チャレンジ防災48」をもとに、同署員が消防団向けに独自のプログラムを作成。大きな揺れがあった際に家の中にどんな危険が起こるかや、減災の方法を話し合うグループディスカッションのほか、倒壊した家屋の下敷きになっている人を身近な道具で助け出す実践訓練、災害医療でキーワードになる「クラッシュ症候群」や「トリアージ」についての学習が行われた。

 同署の平岩力署長(60)は「大災害は発生してから2―3時間が重要になる。被害を軽減するにはまず自分や家族の生命や財産を守ること。分団の方に指導的な立場になってもらい、地域の被害を少しでも減らせれば」と語る。

 同分団の鈴木隆宏分団長(33)は「初めての訓練でよい経験になった。各団員や伊賀良地区へ広めて、地域の防災意識を高めたい」と話していた。今後は、市消防団の他分団や地域の自主防災組織へも広げていきたい考えだ。

  

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