包括ケア体制の構築へ 下伊那北部5町村の研修会

子育て・医療・福祉

[ 2015年 2月 2日 月曜日 12時51分 ]

 飯田医師会と下伊那北部5町村による「地域包括ケアシステム」構築研修会がこのほど、豊丘村保健センターで開かれた。医師や歯科医、薬剤師、看護師、介護福祉士、保健師、行政職員など医療や介護・福祉、保健分野に関わる多職種の約130人が参加。高齢化社会の進展を見据え、互いの役割や課題などを把握した。

 地域包括ケアシステムは日常生活圏域で、医療・介護・介護予防・生活支援・住まいの5つのサービスを一体的に提供できる体制。厚生労働省は団塊世代が後期高齢者を迎える2025年を目途に、地域の特性に応じた構築を求めている。

 開会あいさつで飯田医師会の中島貞男副会長は「厚労省は要介護状態でも住み慣れた地域で自分らしい生活を送ることができる体制づくりを求めており、医療と介護の連携がキーワード」と指摘。関わる人材の育成事業の重要性を伝え、理解と協力を求めた。

 研修会では、北部地区の訪問看護ステーションや介護老人保健施設、行政の代表者らが、在宅ケアやリハビリ支援などの取り組み例を発表。地域の実情を踏まえたシステムの構築に向け、それぞれの役割を考察した。

 訪問看護の発表者は「訪問看護を必要とする人たちは増加しており、ニーズは多様化している」、介護施設の関係者は「家族からの相談を含め、幅広いニーズに応えるためには、地域の関係機関が一体となった取り組みが必要」と話した。

 後半は職種混在の10グループに分かれてワーク・ショップを開催。顔の見える関係づくりに生かそうと、趣味や特技などを交えた自己紹介で和んでから「北部地区の在宅医療を支えるために共にできること」を話し合った。

 飯田医師会と飯田下伊那14市町村は地域包括ケアシステムの構築に携わる多職種人材の育成事業を協力して展開。昨年8月に南部、同12月に飯田市・西部地区でも研修会を開いている。

  

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