医療関係者が診療情報連携システムの勉強会

子育て・医療・福祉

[ 2014年 6月 3日 火曜日 9時12分 ]

 ICT(情報通信技術)により、参加機関同士が電子カルテなどの情報を共有、閲覧できる飯田下伊那診療情報連携システム「ism―Link」を構築、利用する飯伊の医療関係者らが5月30日、在宅医療への活用に向けた勉強会を飯田市大通の飯田医師会館で開いた。

 約70人が参加した。今後はワーキンググループを立ち上げ、圏域内の医療機関のシステム利用率を高めるとともに、在宅医療に関わる多職種間への利用拡大など、地域の実情に合った効果的な活用策の検討を進める。

 勉強会の講師は、北海道道南圏域で同様の医療情報ネットワークシステムの利活用に先進的に取り組む函館市の医師、岡田晋吾さん(北美原クリニック理事長)。診療所と病院間の連携だけでなく、訪問看護ステーションや居宅介護支援事業所、薬局など多職種による「在宅チーム」が携帯端末も使って情報を的確に共有・交換し、質の高いケアにつなげている現状を伝えた。

 チームメンバーらで伝達・共有したい情報については、書き込みがあったことがメールで通知され、受信メンバーが専用のIDリンクにアクセスすることで閲覧できる。以前は在宅ケアに関わる看護師らとの必要なやり取りを電話やFAXで行っていたが、診療中だったり不在だったりで、互いの行き違いを生んだり、ストレスを感じたりも少なくなかったという。

 岡田さんは「特に終末期の患者さんの経過は刻々と変わることも多く、家族も神経質になりがち。在宅チームメンバーの情報共有は欠かせない」として、患者や家族の安心につながる利点も強調。今回のような出張時にも指示を求める通知や情報が届くといい「在宅ケアを進める上で、システムは必須のツール」と話した。

  

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