南信州広域連合が初の防災危機管理研修会開く

子育て・医療・福祉

[ 2010年 2月 19日 金曜日 8時18分 ]

 南信州広域連合は17日、広域連合会議に引き続き「防災危機管理研修会」を県飯田合同庁舎で初めて開いた。市町村長をはじめ、防災担当職員、消防団員、消防職員ら約100人が参加。総務省消防庁国民保護・防災部防災課の中越康友地域情報把握専門官を講師に招き「応急対策行政~図上訓練のススメ~」と題して講演、同課応急対策室の鈴木隆史総務事務官を講師に図上シミュレーション訓練を実際に行った。

 冒頭、牧野光朗連合長は「ハイチ地震では20万人が犠牲になった。当地域で大規模災害が発生した場合、自衛隊の救急支援の受入体制の整備が必要になる。同一生活圏である飯伊14市町村が連携して対応していくため研修会を初めて計画した。地域が一体的に防災力の向上を実践的にやっていくことが必要。図上訓練を導入し、応急体制の改善強化を目的に、安心安全な地域づくりに取り組んでいく」と趣旨を説明した。

 講演で中越専門官は、災害時に市長村長や防災担当者に求められるリーダーシップとして▽職員の招集と初動体制の確立▽救出・救助・避難指示・避難勧告▽被害状況に応じ応援要請、緊急消防援助隊や自衛隊災害派遣要請▽市民に対し災害対策方針を説明、潜在的な防災力を喚起▽マスコミへの対応▽対策費用など懸案を解消、防災対策に専念できる活動環境の確立―を指摘。

 「マンパワーや防災施設を活用できず、応急対策に立ち遅れが生じると首長などのリーダーシップの重要性が浮き彫りになる。図上訓練などの準備なしに適切な対応は困難」と図上訓練の必要性を強調した上で、「図上訓練で実戦力を養い、いざ災害時に果敢に立ち向かう地域の防災力を高める」よう説いた。

 図上シミュレーション訓練では、実際の災害に近い場面を設定し、役割を与えられた訓練参加者に対して、様々な状況を次から次に示し、それにいかに対処していくかを検討・判断させる訓練を繰り広げた。

  

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