健和会 医療介護総合センター竣工在 宅療養の拠点 

子育て・医療・福祉

[ 2015年 3月 31日 火曜日 13時14分 ]

 飯田市鼎中平の社会医療法人健和会(熊谷嘉隆理事長)が鼎上山に建設していた健和会医療介護総合センターが完成し、29日に式が開かれた。デイサービス、訪問看護・介護、飯田中央診療所などの機能を西鼎から移転するとともに、高齢者住宅を併設。国が推進する地域包括ケアシステム形成の受け皿としての役割発揮と在宅療養の充実を図る。

 6億円弱を投じ、鼎自治振興センター向いに整備。延べ床面積2465平方メートルの鉄筋2階建てで、1階に診療所、デイサービスセンター、特定在宅総合支援センター、障害者支援センター、2階に30室のサービス付き高齢者住宅を備えた。

 竣工式には関係者や施工業者、地権者ら約110人が出席。神事に続き、テープカットを行って施設の完成を祝い、内覧会を開いた。

 熊谷理事長はあいさつで、工事期間中の周辺住民の協力に感謝を伝えて「専門職が力を合わせ、在宅療養を担う施設となるよう奮闘する」と決意。健和会病院とともに地域に密接した医療機関として総合的な機能を発揮し、「地域の皆さんに頼られ、愛される事業所にしたい」と思いを語った。

 来賓として出席した飯田市の牧野光朗市長は「包括ケアシステム形成には医療看護と介護サービスの連携が重要」と強調し、総合機能を備える同センターの役割は重要だとして期待を寄せた。

 1日にオープン。障害者支援センター七和の里は社会福祉法人ゆいが運営する。

 高齢者付きサービス住宅は「健和会かなえの里」の名称で運営。医療法人による同住宅は飯伊では初めてで、60歳以上を対象に入居者を募集している。

 同会は医療の現場に差別を持ち込まない「無差別平等」を開設時から掲げており、現在までも病院では差額室料を設けていないほか、低所得者などに無料または定額で診療を行う無料・定額診療事業を展開している。

 熊谷理事長は「相談でもいいので気軽に訪れていただければ」と話していた。

  

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