新型コロナウイルス感染症の初期診療や検査検体採取のため新設する「飯田市地域外来・検査センター」を巡って市は7日、旧工業技術センター(同市上郷別府)に25日に開設すると明らかにした。
センターは県の委託を受けて設置し、市が14市町村などでつくる飯伊地区包括医療協議会とともに運営する。
担当課によると、センターで検査を受けるには、かかりつけ医の紹介と予約が必要。センターに直接訪れても検査は受けられない。
ドライブスルー方式で初期診断などを行う。検査方法はより迅速に結果が判明する「LAMP(ランプ)法」を採用。開設の曜日や時間帯は検討中とする。
1日最大7検体を採取し、市立病院などで検査を行う。
基本的には保険診療となり、検査依頼があった医療機関を通じて医療費の個人負担が発生する。保健所が行う濃厚接触者の検体採取の場合は個人負担が生じない。
県はセンターを県内10広域圏ごとに1~3カ所程度設置する方針。