天竜川で連携水難救助訓練を実施

子育て・医療・福祉

[ 2016年 8月 9日 火曜日 16時08分 ]

水難救助訓練

 夏場の事故に備えるため、飯田広域消防本部と県消防防災航空隊、天竜舟下りなどは9日、連携水難救助訓練を天竜川の阿島橋―弁天橋間で行った。約50人が参加し、防災ヘリも使った実践的な訓練を展開。連絡体制と円滑な救助活動の手順を確認した。

 飯田下伊那地域では昨年、10件の水難事故が発生。川遊びなどをする人が増える夏休みシーズンを迎えて事故の発生が危ぐされることから、「関係機関の迅速な連携が不可欠」として実施した。

 2004年に実際に起きた事故を参考に、天竜川の流水内に複数が乗車したワゴン車が転落した―との想定で行ったが、隊員には事前に想定を伝えないブラインド方式とし、より実践に即した内容にした。

 通報後、現場には各署から緊急車両が次々と到着。救急、救助などの隊員は中州に複数が取り残されている状況を見極め、ラフトボートによる救助と捜索を展開した。

 左岸と中州の2点を結んで張りめぐらせたロープを伝って流水面を移動する「ツーポイントシステム」で救助、捜索を実施。1人が川に流される場面でも冷静に判断をし、ロープを投じて救出した。

 防災ヘリコプターのアルプスも上空から捜索し、天竜舟下りが下流で5人目を救出して訓練を終えた。

 見守った関島弘文消防長は「事故にはさまざまなケースがあり、状況に応じた判断や連携が求められる。訓練を重ねて経験を積むことが重要」と話していた。

  

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