天竜川河川敷などで水防演習

子育て・医療・福祉

[ 2013年 5月 28日 火曜日 8時19分 ]

 国土交通省中部地方整備局、県、天竜川沿川の28町村の主催による天竜川上流水防演習が26日、飯田市川路の天竜川河川敷などで開かれた。大規模な水害・土砂災害を想定した中部地区最大規模の広域連携実働訓練。2000人を超える人々が参加し、30の訓練が繰り広げられた。

 中部地方整備局管内5県の持ち回りで隔年開催している大規模な水防演習で、長野県内で開催するのは2001年以来、12年ぶり。メーン会場の川路では佐藤直良国交省事務次官、阿部守一県知事らも出席し、地元消防団による水防工法の実演やヘリコプターを使った調査、救助などが展開された。

 訓練は、梅雨前線の停滞と台風の接近により、堤防の決壊や浸水、山間部での土砂崩落の発生が予想される状況を想定した。気象情報が提供されると、天竜川上流河川事務所の河川巡視や伊那市の災害バイク隊による情報収集が行われ、国交省の防災ヘリが調査に飛び立った。

 続いて、水防の準備が開始。土のうつくりには水防意識の普及と理解を図る目的で、飯田OIDE長姫高校土木部の生徒、天竜川総合学習館かわらんべ講座を受講する小中学生の親子連れも加わった。小さな小学生たちも消防団員につくり方を教わると、スコップと袋を手に一生懸命に取り組んだ。

 堤防の防護のための水防工法実演では、消防団により簡易なシート張り工や木流し工から、伝統的な中聖牛工まで幅広い工法を披露。また、県建設業協会による重機での応急作業、陸上自衛隊による応急架橋なども実演された。

 この他、衛星小型画像伝送装置の設置、探査用無人飛行ロボットでの情報収集、3Dスキャナー・3D画像システムでの被災地計測などハイテク機器を活用した訓練も実施。最後に、土砂の流入で倒壊した家屋からの救助を想定した訓練も行われ、被災者を救出して応急手当をすると、重篤患者をヘリコプターで搬送した。

 かわらんべ講座で参加した緑ケ丘中1年の男子生徒は「洪水や土砂災害でどんなことが行われるか見る機会がないので貴重な体験になった」と話す。飯田OIDE長姫高1年の男子生徒は県建設業協会の実演を見て「将来は土木関係の仕事に就きたい。災害時には協力してやっていかなければいけないと感じた」と語った。

 講評で、梅山和成中部地方整備局長は「平素の研鑽(けんさん)の成果が十分に表れた訓練だった。これから出水期を迎え水害・土砂災害への懸念が高まる。今後とも災害へ備え、いざ発生した時には実力を存分に発揮し、被害を最小限に食い止めてほしい」と呼び掛けていた。

  

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