家畜伝染病の防疫演習

子育て・医療・福祉

[ 2011年 9月 28日 水曜日 9時59分 ]

 県の下伊那地方事務所や飯田家畜保健衛生所などは26日、口蹄疫や鳥インフルエンザなど家畜の疫病発生時に備えた防疫演習を飯田市上郷黒田の山田体育館で開いた。飯田下伊那地域の市町村や県現地機関、JAみなみ信州、酪農や畜産の団体などから約70人が参加し、防疫服の着脱や車両消毒の実地演習を展開。伝染被害を最小限に食い止める措置を学ぶとともに、現場リーダーとしての心構えも養った。

 防疫演習は県内10広域圏ごとに実施。下伊那地域口蹄疫対策現地連絡会議の構成団体のほか、県建設業協会飯田支部や下伊那トラック協会、飯田警察署なども参加した。

 参加者たちは2班に分かれ①防疫服の着脱を中心に農場への入場から退場までの注意点②消毒ポイントでの防疫措置(車両誘導、動力噴霧器による車両消毒、運転手の消毒と証明書の発行など)―を交互に演習した。

 このうち、防疫服の着脱は飯田家畜保健衛生所の職員らの指導の下、2人1組で実施。防護服や専用マスクを正しく装着してから、長靴や手袋をテープなどで密着固定した。

 汚染区農場内での埋却や殺処分などの作業を想定し、完全防備の状態でスクワットやランニングも敢行。息切れの参加者らが過酷な労働となることを体感した。

 作業後は噴霧消毒の方法も模擬的に把握。脱衣においては、汚染された外側に触れず、内側へ丸め込むようにして対応するなどの要点を確認した。

 屋外の駐車場では、車両の消毒訓練を展開。畜産関係と一般車とを分けて誘導し、動力噴霧器やマットによって消毒する流れを実習した。

 下伊那地方事務所農政課の課長は「万一の時には皆さんが現場リーダー。拡大防止へ理解と協力を願う」と要望。飯田家畜保健衛生所の久保田和弘所長も「発生時は関係機関の連携が不可欠。今回の演習を生かしてほしい」と期待を込めた。

 防疫服の着脱訓練を終えた阿智村ふるさと整備課農政係の係長は「この格好での作業は想像以上につらい。村内には中央道の園原インターがあり、地域内で発生時は重要な消毒ポイントとなり得るため、今回の演習は非常にありがたい」と話していた。

  

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