市立病院「ドクターカー」5月中旬から試行運用へ

子育て・医療・福祉

[ 2013年 4月 11日 木曜日 15時39分 ]

 飯田市立病院(同市八幡町)は新たな救命救急センターなどが入る南棟の増改築に合わせて、ドクターカー1台を導入した。16日から本格稼働する同センターの運営が安定して以降、5月中旬をめどに試行運用を始める。

 広域消防本部からの要請を受けて出動するほか、災害時にはD―MAT(災害派遣医療チーム) としても対応する。救命救急の現況態勢を踏まえ、当面の運行時間は平日の昼間(午前8時半―午後5時)とする。

 整備費用は総額3300万円で、内訳は車両(高規格救急車)で1600万円、医療機器などで1700万円。県の地域医療再生基金事業の補助を受けた。

 出動例として▽重症患者で医師の出動により大きな効果が見込める▽救出に時間がかかる外傷例で、現場での救命処置を要する▽多発傷病者の発生時に現場でのトリアージを必要とする―場合などを想定し、要請基準を設ける。

 病院から遠い場ではドクターヘリの要請を優先したり、近い場では病院に搬送したりの方が早いケースも見込まれるため、有効な要請事例については試行運用を踏まえて広域消防と検討していく。

 市立病院は年間約3000件(1日平均8・2台)の救急車を受け入れているという。現在の態勢では救急車の受け入れと同時にドクターカーを出動することは困難というが、将来的には「救急医の確保を図る中で順次出動数を増やしていきたい」としている。

  

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