市立病院でDMAT隊員養成研修会

子育て・医療・福祉

[ 2016年 2月 9日 火曜日 9時16分 ]

 県は6、7の両日、長野県DMAT(災害派遣医療チーム)の円滑な運用を図るため、隊員の養成研修会を飯田市立病院で開いた。県内9つの県DMAT指定病院から、災害時に県DMATの一員として活動することが見込まれる医師や看護師、その他の医療従事者34人が受講した。

 県健康福祉部医療推進課によると、阪神淡路大震災の教訓から、2006年にDMATをつくろうという国の動きを受け、県は全国でも早く09年に長野県DMATを設立した。翌10年から隊員の養成研修会を年1回開催しており、ことしで7回目。今回の受講者を含めて長野県DMATの隊員は212人となった。

 飯田下伊那では飯田市立病院が県DMAT指定病院に唯一指定されており、今回初めて研修会の会場となった。6日は講義、7日は午前中講義に続いて、午後は実践訓練を行った。個人防護具を装着し、トランシーバーなどの資機材を使って本番さながらの模擬訓練を3回行った。

 訓練は、電車の脱線事故を想定。救急隊が到着し、負傷者を重症度や緊急度などによって分類し、治療や搬送の優先順位を決めるトリアージを実施した後、現場近くにテントとベッドを据えた応急救護所にDMATが入ってきて点滴や止血などの応急手当てを行う訓練を繰り広げた。

 1回目の振り返りでは「情報のやりとりがうまくいかない」「お互いに何をやっているのか分かっていない」「リーダーをつくって役割を決めることが必要」などと指摘された受講者も、回を重ねるにつれ慣れてきてきびきびとした動きを見せていた。

 県赤十字病院救急部の第二救急部長は「患者を応急救護所で病院へ搬送できる状態にまでしようというのがDMATの仕事で、現場で命を落とす人をなくすのが使命。応急救護所の近くに設置する統括本部が患者一覧表を作って病院との交渉にあたる」と説明した。

 県では、今後も引き続き隊員を養成し、災害時医療の充実を図っていきたいとしている。

  

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