新型インフル 阿智村がワクチン初回分を補助

子育て・医療・福祉

[ 2009年 10月 26日 月曜日 15時02分 ]

 新型インフルエンザのワクチン接種にかかる費用を補助する考えを示していた阿智村は23日、妊婦と1歳│小学3年生までの子ども、基礎疾患のある小学4年生―中学3年生、1歳未満児の保護者1人ら住民500人が1回目に接種する費用3600円を村が負担すると発表した。議会は同日開いた臨時会で、接種補助金180万円を盛った480万円の一般会計補正予算案を可決した。

 対象者の内訳は妊婦50人、1歳―小3が400人(身体上の理由で予防接種が受けられない場合は保護者1人の接種を適用)、1歳未満児の保護者1人が50人。基礎疾患のある小4―中3の対象者数は示していない。

 補助金は償還払いとし、ワクチンを接種した対象者は、医療機関で受け取った領収書を役場窓口に提出すると実費相当額が口座に振り込まれる。

 村民生課長は臨時会で「ワクチンは感染を防ぐものでなく、重症化の予防が目的で、接種はあくまで任意」と説明。岡庭一雄村長も「接種は義務ではない。保護者が十分検討する中で対応してほしい」と述べた。

 議員は質疑で、役場窓口担当者の意思統一などを要望した。

 ワクチン接種費用の補助は、議会の要望を受けて具体化したもの。県内では上高井郡高山村が、国の費用負担軽減制度の対象とならない住民に半額を補助する方針を決めた。

   *   *

 飯田下伊那地域で新型インフルエンザとみられる集団感染が相次いでいる。23日には竜峡中学校の2年生1クラスと松川中央小学校の2年生1クラスが、学級閉鎖。24日現在で三穂小と三穂保育園が休校・休園、上郷小学校1クラス、鼎小1クラス、松川中1クラスが学級閉鎖となっている。

 県によると、12―18日のインフルエンザ届出数は、1医療機関あたり平均3・91人となり、5週連続で前の週を上回っている。その多くが新型インフルエンザとみられる。

 飯伊地域でも今月19日ごろから小中学校、保育園で集団感染が発生。前の週まで1を下回っていたインフルエンザ届出数も2を超え、県は「県内全域に感染が広がってきている」として注意を呼び掛けている。

 飯田市立病院内科の塚平晃弘医師によると、飯伊のピークは11月ごろ。流行に備えて手洗いとうがいの徹底やマスク着用を呼び掛けている。

  

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