松川町「健康を考える集会」~糖尿病予備軍多い~

子育て・医療・福祉

[ 2013年 1月 31日 木曜日 15時12分 ]

 松川町の「健康を考える集会」は27日、同町役場大会議室で開かれた。20代の若者から高齢者まで約100人が参加。さまざまな事例発表に耳を傾け、今後の健康づくりの参考にした。

 健康を考える集会運営委員会(清水祐一会長)が主催。生涯にわたって健康な生活を営むことができるよう、住民が主体となった健康学習の場をもつことを目的に、ことしで37回を迎えた。

 今回は▽松川町の健康実態▽子どもと若者の健康をどう守るか▽高齢化社会での健康問題―の3つを柱に取り組んだ。

 年間4万人の入場者がいる同町の清流苑プールでは、健康づくりの場としてプールを広く利用してもらうことを提案。無料体験教室や、小学生対象短期水泳教室についての取り組みを発表した。

 アンケートによれば健康づくりとしての水中運動について「続けたいと思う」と答えた人が100%だった。「どういうふうに利用者を増やすか、を日々考えている」と担当者は報告した。

 町では国民健康保健の一人当りの医療費が、低水準ながら増加している。健康診断受診率は県内でも高水準だが「糖尿病予備軍」が多い、という実態が浮かび上がった。血糖状態を知るための検査で「ヘモグロビンA1c」の数値が比較的高い人が60・1%(平成23年度特定健診)。これは高森町、豊丘村、喬木村を含めた4町村の中でも最多という結果だった。

 町では糖尿病予防のための個別訪問を行っているが、住民側から聞き取った実態からさまざまな問題が浮かび上がった。

 糖尿病予備軍が多い背景として、周囲に豊富な果物や野菜があり、観光客が持参する手土産の菓子や海産物の享受もある。近所付き合いや地区の会合などで、お茶や飲酒の習慣があり食との関係は密接―といった地域性があることを指摘。発表した管理栄養士は「生活習慣病は食べ物のことだけでなく、環境が大きく影響している」と分析した。

 小中学校の取り組みでは、町が10年前から行っている血液検査の結果報告があった。ヘモグロビンA1cの数値は、小5と中2が21年度と比較すると今年度は改善の傾向が見られた。報告した松川中央小学校の養護教諭は「家族が気をつけた結果なのか、うれしく思う」とコメントしていた。

 各組織の取り組みでは、活動歴25年の八健会が「還暦を越えた健康学習への取り組み」について発表した。年齢とともに健康への価値観が変わる現実。老後の健康問題を、受け身でなく仲間と共有できる「第二の健康学習」と捉え直すことの必要性を提唱し、参加者の反響を呼んだ。

  

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