歯科医院ない村に貢献~昭和大が根羽でボランティア

子育て・医療・福祉

[ 2012年 7月 31日 火曜日 15時36分 ]

 昭和大学歯学部(東京)の文科系クラブ「歯科医療研究会」が28、29の両日、歯科医院のない根羽村で健診ボランティアを行った。28日には顧問の向井美惠教授の特別講演もあった。

 「住民と触れ合う実践的な勉強をさせてもらいながら、地域貢献を」と、無歯科医村を対象に32年前から続けてきた取り組みで、根羽村を訪れるのは7年目。今夏は向井教授、卒業した開業医を含む医師14人、学生22人が来村し、老人福祉センターしゃくなげを会場に約60人の健診にあたった。

 研究会によると無歯科医村は入れ歯の割合が高く、虫歯を放置していたり、合わなくなった入れ歯を使い続けている場合が多いといい、通院に片道1時間かかる根羽もこの傾向が強いという。

 医師は虫歯の有無や入れ歯の具合を個々に伝えながら手入れについて個別にアドバイスし、状態の悪い人には「歯医者に行った方がいいですよ」と提案。学生はそれぞれに合った磨き方を念入りに指導していた。

 向井教授は本年度末で退官するため、同村でのボランティア健診をはじめとする来年度以降の活動は未定。クラブの創設者で、卒業後も健診に協力してきた富山市の開業医(55)は「富山県の村でも十数年続けたので、個人的にはこの村と引き続き関わっていけたらと思う」と話していた。

  

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