「いいお産(1103)の日」の3日、県看護協会飯田支部主催の「マタニティフェスタ2014」が飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開かれた。育児体験や骨盤ケア、命の尊さを考える講義や助産師相談など、出産や育児に役立つ多彩なコーナーを設け、多くの妊婦や家族らが訪れた。県助産師会飯下地区と飯伊鍼灸師会が後援した。
育児・妊婦の体験コーナーでは、出産を控えた夫婦らが、3000グラムのベビー人形を使った沐浴や抱っこ、おむつ交換などに挑戦した。夫も約10キロの備品を装着して、おなかが大きくなると動く際にどれだけ大変かを実感。サポートへの思いを強めた。
マタニティフィットネスや骨盤ケアで助産師は「お母さんがリラックスできると、おなかの赤ちゃんもリラックスできる。安産の近道」とアドバイス。自宅でも簡単にできる運動や骨盤を支えるベルトの着用方法などを実演しながら教えた。
大人のための「いのちの授業」では、宿した命、産まれた子のありがたさを見つめ直した。ハーブティーを飲みながらの「アロマでリラックス」、助産師が出産や育児に関する疑問や不安に応じたり、飯田下伊那特有の慣例行事を伝えたりのコーナーもあった。