訪問看護ステーションが開所 南部5町村 運営引継ぎ在宅支援へ

子育て・医療・福祉

[ 2017年 4月 28日 金曜日 16時30分 ]

開所式でテープカット

 下伊那南部5町村でつくる下伊那南部総合事務組合は27日、「南部訪問看護ステーションさくら」の開所式を阿南町東條の同所で開いた。経営難を理由に撤退を決めた県看護協会(松本市)から引き継ぎ、5町村の負担金で運営する。

 事務所前でのテープカットに続き、西條の阿南少年自然の家で祝賀会を開いた。

 組合管理者の勝野一成阿南町長は「引き続き南部の住民が在宅支援を受けられるよう、一生懸命に支援する」とあいさつ。さくら管理者の森本喜美子さん(58)は「住み慣れた自宅で一日でも長く暮らしたいという利用者の思いを大切に、在宅支援の一端を担いたい」と決意を述べた。

 さくらは同協会が1999年3月に設立。24時間体制の訪問看護を軸に5町村の他、飯田市上村と南信濃地区でサービスを展開してきたが、協会は昨年、撤退方針を示し、地元町村が県や協会を交えた協議を重ね、5町村を対象に組合運営で継続することを決めた。

 これまでと同じ常勤看護師2人、非常勤看護師3人、事務職員1人の体制で、拠点施設も維持。訪問看護の他、リハビリテーションや介護者への相談対応などのサービスを継続する。

 上村、南信濃は市内の事業者が引き継ぐため、利用者は約60人から約30人に減る。

 組合は本年度の特別会計予算に事業費2770万円を計上。事業収入は1709万円を見込み、残りを町村で負担するが、額は人口比率や過去の利用実績などから算出した。

  

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