重症心身障がい児者フォーラムで意見交換

子育て・医療・福祉

[ 2012年 11月 7日 水曜日 15時47分 ]

 重症心身障害児者と家族の地域におけるより良い暮らしについて考える「第7回重症心身障がい児者フォーラム」は4日、飯田市八幡町の市立病院で開いた。障害児者と家族、事業所、医療関係、教育機関、行政など約90人が参加し意見交換。それぞれの立場から現状や課題について訴えた。

 飯田下伊那地域の障害児者と家族が安心して地域で暮らすため、また自分らしく生き生きと生活できる環境を目指して、関係者が一堂に会し考える機会として開催。「重症心身障がい児と家族の会 ハッピーはぁと」が主催した。

 はじめに、静岡県富士市の生活介護事業所「でら~と」の活動を追ったドキュメンタリー映画「普通に生きる」を鑑賞。障害児者の親たちが、養護学校卒業後にも日中活動ができる場を―という思いから設立し、5年前に国から認可を受けたB型通園事業などについて学んだ。

 続いて意見交流会を実施。障害児者や家族に対するアンケート結果、飯伊地区以外の新規事業所の実態や、本年度設置された看護師による医療ケアが必要な障害児者のための事業所に対する支援事業などについて、報告が行われた。

 支援事業については、助成を受けている「くれよんキャンパス」が現状を報告。「支援はありがたいが、福祉の現場で働きたい看護師を探すのが難しかった」とした。他の参加者からは「医療と福祉では給料の体制が違う。もっときちんと制度化することが必要」といった意見が上がった。

 障害児者の保護者からは「自分が死んだら子どもはどうなってしまうか。ケアホーム(共同生活介護)などの利用や、親がいなくても地域で生きられる環境づくりが必要」という声の一方、「毎日生きていくので精いっぱい」といった声が多かった。

 ハッピーはぁと事務局長の男性は「南信州広域連合地域自立支援協議会には、重症心身障害児の保護者が入っていないと聞いた。そこに参画して、重度の障害者の問題をもっとぶつけていくことが必要では。飯伊に医療ケアを受けられるような入所施設をつくることができれば」としていた。

  

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