阿南町が福祉現場にロボット導入を検討

子育て・医療・福祉

[ 2018年 7月 5日 木曜日 15時35分 ]

ロボットとの対話を試す参加者ら(阿南町役場で)

 阿南町は福祉現場にコミュニケーションロボットを導入する検討を始めた。NTT東日本が提供するサービス「ロボコネクト」の活用を見据え、4日は町役場で説明会を開催。職員や社会福祉協議会、町内の福祉施設職員ら約30人が参加して、介護スタッフの負担軽減などの可能性を探った。

 ロボコネクトは、ロボットの「会話機能」や「カメラ撮影機能」などのアプリケーションをクラウド上で提供するサービス。身長約28センチ、体重約800グラムの卓上型ロボット「Sota(ソータ)」は上半身と首、腕が動き、頭や胸部にカメラ、マイク、スピーカーが搭載されている。

 携帯電話の電波通信を利用して対話や写真撮影、パソコンなどを使った遠隔操作を行うことができ、介護現場のレクリエーションの手助けなどで活躍が期待されている。またオプションの「Sotaレク」を合わせることで、テレビ画面を使った体操や脳トレ、ゲーム、歌などをロボットが自動で進行していく。

 日本電信電話ユーザ協会阿南地区協会の会長を務める勝野一成町長が、6月に長野市で開かれた長野支部理事会に出席した際、同社がサービスを紹介した。勝野町長は「福祉関係者に実際に見て触れてもらい、反応がよければ導入してみたい」と説明会を企画した。

 この日会場には2体が設置され、参加者は「名前は何ですか?」「私は何歳に見えますか?」などロボットとの対話を試したほか、しりとりや健康体操も一緒に体験した。

 同社によると、県内ではデイサービスや飲食店、大学などでの導入実績があり、介護補助のほかに宣伝や研究でも活用されているという。参加した福祉施設関係者は「職員が忙しくて話し相手になれないときの会話の補助で利用できる。介助の一部に対応するだけでもスタッフ負担の軽減になるのでは」と話した。

 ロボコネクトはロボット1台の本体価格14万5000円のほか、契約料800円、サーバ登録料1000円が初期費用として掛かり、月額利用料は3000円。

  

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