阿智村で健康全員常会スタート

子育て・医療・福祉

[ 2012年 5月 3日 木曜日 9時58分 ]

 介護保険料の基準月額が県内で2番目に高くなった阿智村は、2012年度を「特定健診強化年」と位置付け、初の試みとなるローラー作戦「健康全員常会」をスタートさせた。保健師らが全60集落を訪問し「健診を必ず受け、介護保険が必要ない体をつくって」と呼び掛けている。

 2014年度までの65歳以上の介護保険料基準月額は、27%増の5425円。県内で最も高い松本市の5439円と大差がなく、近隣町村と比べて重症率が高い。

 一方、特定健診は前年度45%だった受診率を65%に引き上げる必要があり、達成できない場合はペナルティーとして国の補助金が減らされ、住民負担はさらに増すことになる。

 健康全員常会では、重症率の高さは生活習慣病にかかる人が多いことが原因で、健診はその予防につながることなどを説明。40歳以上ができるだけ介護保険を利用せず暮らすため、脳卒中や糖尿病に気をつけ、健康レベルを維持するよう訴えているほか、村の集団健診や病院での個別健診、人間ドックの受け方、村の補助額と個人負担額が分かるフローチャートも配っている。

 国保の特定健診対象者には郵送で通知文を送り、参加を求めていることもあり、これまでのところ参加率は高いという。

 1日に駒場の下町を対象に開いた常会には、23人が参加。保健師は「脳卒中は年を取って急になるのでなく、若い頃からの生活が積み重なった結果であり、その予兆を診るのが健診。村民みんなで健診を受け、介護保険が必要ない体をつくってほしい」と訴えた。

  

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