阿智村に訪問看護ステーション開所

子育て・医療・福祉

[ 2015年 8月 6日 木曜日 8時24分 ]

 阿智村のNPO法人「在宅利用支援の会 道」による「あち訪問看護ステーション」がこのほど、国道153号駒場東交差点近くに開所した。下伊那西部地区で唯一の訪問看護ステーション。小児を含む訪問看護とともに、健康チェックなどでの介護予防、電話での相談業務などを幅広い活動で地域の保健、医療、福祉の向上に取り組んでいく。

 訪問看護ステーションは飯田下伊那に10カ所あるが、これまで西部地区にはなく、地域の病院による往診と飯田市内からの訪問看護で在宅医療が支えられてきた。

 医療制度改革で入院期間が短縮され在宅療養が増加傾向にある中「地域の人々が住み慣れた場所で安心して住み続けられるように」と、駒場の看護師、脇坂幸子さんが設立を模索。昨年9月に仲間とともに「訪問看護を考える会」を発足し、12月にはシンポジウムを開催、ことし5月に事業主体のNPO法人を設立した。

 脇坂さんら2人の常勤看護師をはじめ、非常勤の熟練の看護師や保健師計6人が在籍。主に西部3カ村をエリアに、24時間体制で対応する。医師の指示、ケアプランの作成を経て契約を結んだ人が訪問看護の対象だが、一般からの電話相談なども受け付ける。

 脇坂さんは2011年から、阿智開発公社の21世紀プロジェクト研究員として阿智村の保健、医療、福祉の状況を調査してきた。今後も各地区のふれあいサロンなどへ訪問しての健康講話や地域の診療所のサポートなどを続けていく。

 脇坂さんは「在宅での療養を重視する時代を迎えた。これまでは遠すぎるからと訪問看護を利用できない人も多かったはず。地域の健康のために貢献していきたい」と話していた。問い合わせは、同所(電話0265・49・0211)へ。

  

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